活用事例のご紹介          【工藤建設株式会社様】


工藤建設株式会社様住宅事業部
工藤建設株式会社 住宅事業部 矢邉様

昭和41年の創業以来「地域に必要とされる企業でありたい」という思いのもと建設、注文住宅、建物管理、介護の4事業を柱に多くの実績を持つ工藤建設株式会社。平成7年から注文住宅事業を本格的に開始しました。ブランドのフローレンスガーデンでは高い住宅基本性能、ガーデンエクステリア、陽の当たる地下室を特徴とし、何LDKといった部屋数よりも、家族構成、嗜好の変化に合わせて、多彩な自由空間を創造できる「器の大きさ」がある暮らし、ワンランク上の「住みがい」を実現できる暮らしを提案し1500棟以上の実績を残しています。

「全国ガーデンエクステリアコンテスト」にて3年連続の金賞や現場きれいから建築現場の改善・施工品質向上を目指し開催された「魅せる現場コンテスト2017」にて全国25社の中で総合最優秀賞(全国1位)を受賞するなど、質の高い住宅提供のためさまざまな取り組みを行っています。

 

今回は、良品質住宅ビルダー支援システム(BuilderPad)をどのようなステップで社内に導入し活用されているのかなどについて、矢邉様にお話をおうかがいしました。 

単純な事務作業を何とかしたかった

スミテム(以下S): BuilderPad導入のきっかけは?

 

矢邉様(以下Y):

監督の仕事は現場での確認、検査業務から事務作業まで多岐にわたり業務量も膨大です。現場から事務所に帰社し事務作業に着手できるのは終業時間間際ということが常態化していました。そのような中、少しでも事務作業を減らすことが出来ないかと考えたとき、写真整理と報告書作成をiPadのようなタブレットを活用することで効率化できるのではないかと考えました。

 

単純作業の代表格である写真整理と報告書作成業務において、写真が1日あたり50点を超える日もあり、その撮影と整理は監督たちの仕事です。最近は写真のデータ量が大きくなり処理に時間がかかる傾向が強くなっていました。従来のデジタルカメラで撮った写真をパソコンで1枚ずつ整理していてはいくら時間があっても足りません。そんな状況の改善が急務となっていました。

今までの資産を活用。特別な準備は必要ありません

S: どのようにシステムを選定されたのですか?

 

Y: 社員が残業で報告書作成を実施しないで済むようシステム化により業務効率を改善しようといくつかのシステム会社と打合せを行いました。しかし、システムの導入過程で現状業務の流れを大幅に変更しなければならないものや、色々な機能が豊富についているが費用が高く、今やりたいことだけを選択出来ないもの、もしくはフルオーダーでシステムを作るといった想定よりも高額となってしまう提案が多く、これを採用しようというものがなかなか見つかりませんでした。そんな中、住友セメントシステム開発(スミテム)と縁があり今回BuilderPadの提案を受けました。最も改善したかった写真管理と報告書作成が効率化される機能に特化しているところ、既存のEXCELシートをそのまま利用できるところを見て「まさにやりたかったことはこれだ!」と直感しました。

クラウドサービスなので、当社側で用意するのはiPadだけという事もあり「シンプル設計」「かんたん操作」謳っている通りスムーズに利用を開始することができました。

シンプルで無駄なく誰でも効果が出せます

S: 評価のポイントはどんなところでしたか?

 

Y: 「シンプル設計」「かんたん操作」が選択の決め手となりました。あらかじめ準備されたチェックシートに沿って撮影した写真を報告書にまとめるフローが完全に自動化されている点が良かったです。事務所に戻ったらチェック項目も写真も自動的にEXCELの報告書に転記され、すぐに提出できる状態になります。写真の整理、EXCELへの張付けも自動でチェック項目に対応した張付けが行われます。あんなに大変だった作業がゼロになるなんてとても驚きました。本当にシンプルな操作で報告書が一瞬で出来上がりました。チェック項目をあらかじめ整理しておけば、その情報をiPadに入れて現場で写真を撮ってくるだけです。以前の手作業ではリサイズなどの細かい作業は各人のEXCELスキルによって作業時間にばらつきがあったり、中にはデータを誤って削除してしまう人がいたりしましたが、個人のITスキルに左右されないで利用できる点はかなり評価が高いです。

 

S: 検査の現場でBuilderPadをどのように活用されているのでしょうか?

 

Y: 25回検査シートという28枚で構成された検査シートのチェック項目を事前にiPadに取込み、結果入力を現場で行います。帰社後にクラウドへ取込みEXCELの報告書に自動的に転記します。実際にシートを1枚作成するために必要な作業はパソコンの画面で3~5回のクリックのみです。従来の紙での処理では1枚作成するのに30分から1時間程度かかっていたのですがBuilderPadの処理では半分から1/3の時間で出来るようになり、残業が大幅に減りました。25回検査を監督一人当たり6現場持っていますので、上棟が重なると4枚×2現場を一度に対応しなければならないこともあり、物理的にかなり無理が生じていました。今ではそういうことが無くなり余裕が出てきました。

 

S: 実際に利用してみていかがでしたか?

 

Y: 全監督7名が利用しています。機能が工事写真整理と報告書作成に特化されているので、IT関係がそれほど得意ではない人でもすぐに慣れました。余計な機能がないぶん、使い方をイメージしやすいのがいいですね。現場で使う機器は、とにかく簡単に使いこなせることが大切です。中には、新しい機器や作業フローに抵抗を感じる監督もおり、最初から「すべて思い通りにうまくいきました」というわけにはいきませんでしたが、何度か繰り返して検査作業を行うにつれ慣れてきました。今では皆スムーズに操作することが出来るようになっています。私がいろいろ質問されて困るケースも多かったですがそういうことも減りました。価格的にも十分納得できる内容です。

作業品質の標準化と向上にも役立ちます

S: 他に良かったことはありますか?

 

Y: BuilderPadで撮り忘れるといったミスが無くなりました。

紙でやっていた時には検査日が複数にわたると忘れて帰って来てしまうなんてことも発生していましたが、BuilderPadを導入してからは写真の必要枚数が決まっていてそれを撮らないと完了できない仕組みになっているので忘れることが無くなります。

 

若い監督の教育的な観点でも利用できます。やらなければいけないことが一覧化されていることで知識の習得に役立っています。また、進行状況の共有もできます。紙でやっていた時、習慣的に報告書はあとでまとめて作成するという考え方の人もいてあまり報告書が活用されていない面もありましたがBuilderPadを利用開始してからは実際に活用されるようになりました。一人前の監督になるには長い時間がかかります。経験主義の時代には、5年から10年かかることもありました。しかしスピードが要求される現在では、そうした悠長なことは言っていられず、ベテランの知識・知恵を少しでも速く若手技術者に伝え習得スピードを上げていくことが重要です。そのためには、知識や知恵を共有できるシステムが不可欠です。

 

さらなる業務効率アップを目指します

S: 将来の拡張について期待することはありますか?

 

Y: 工程管理表に関わる作業を効率化する機能を追加するとの話を聞きました。工程表もEXCELでの手作業が多く、意外と情報の一元管理が出来ていないケースがあります。工程表の原本と変更管理が一元化される仕組みが追加され、検査、報告書作成の流れが出来るとさらに業務時間短縮が図れます。現場の段取りが良くなると期待しています。

 

S: ほかにBuilderPadをどんな業務に活用したいか、お考えがあればぜひ教えてください?

 

Y: 当社では「魅せる現場」の取り組みを行っています。「現場きれい」「安全」「魅せる演出」の各テーマにチェック項目を設定し、現場を他社より明らかにきれいで魅力的だと思っていただけるレベルにしていくことを追求しています。このような取り組みの管理にもBuilderPadを有効活用していきたいと考えています。

今後もBuilderPadをフル活用して、さらに業務を効率化させ、質の高い工事で良品質な住宅を提供しお客様のお役に立ち続けたいと思います。

 

S: 本日はお時間を頂きまして、誠にありがとうございました。

お客様名:工藤建設株式会社住宅事業部

               地下室住宅や高気密断念熱の2×6住宅、輸入住宅など、多彩なニーズにお応えするデザイン性豊かな住宅を

               提供し、お客様の夢を叶えるとともに美しい街並みの形成に貢献しています。

導入時期:2017年4月


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